FAQ
質問01 | 木造住宅の建て替えを考えいいるのですが、外断熱と内断熱はどちらがいいですか。 |
---|---|
回答01 | どちらもしっかりと出来ていれば断熱性能に大きな差は無いと思いますが、私はグラスウールを使った内断熱がコストと性能(安全性・耐久性)のバランスで良いと思います。 |
質問02 | 外断熱工法は究極の工法だと聞いたので多少高くても自分の家はそうしたいと思っていますが本当ですか。 |
回答02 | 断熱理論上はとても良い工法だと思います。 完璧な気密工事も容易に出来ます。 しかし、柔らかい断熱材の上に外壁を施工するのはとても困難です。 これを克服するためにハイコスト化していると思います。 それでも現状の建物では、安全性か耐久性に疑問があると思います。 |
質問03 | 外断熱工法は高性能な硬質ウレタンボード使っているのでとても暖かいと聞いたのですが、一方で火災に遭うとすぐ燃えるので危険だとという人もいますが本当ですか。 |
回答03 | 完成した建物の断熱性能は材料の単体の性能と使用した厚さで決まるので、ウレタンだから特別暖かいとは限りません。 目指す断熱性能は、どこでも大体同じですからグラスウールで100㎜ウレタンで50㎜が標準になっています。 ウレタンボード等もだいぶ燃えづらくなっていますし、直火が当たらなければすぐ燃え広がるわけではありません。 しかし高熱に弱いのは確かなので、外壁材の下地にするにはリスクがあると思います。 |
質問04 | 高断熱高気密とよく宣伝していますが高気密とは何のことですか。 |
回答04 | 隙間風を無くするということです。 断熱材により、壁や天井などの表面温度は上がりますが、外気が入ってくると部屋は寒くなってしまいます。 高気密工事で隙間を無くしたのに、換気システムで外気を入れるのは無駄だと言われたりしますが、計画していない隙間はそこかしこにあり、文字どうり隙間風ですが気密工事をしてから計画的に換気するのは、体に感じにくい暖房機の上などに吸気口を作り必要な分だけ換気をするので無駄がなくなります。 |
質問05 | オープンシステムで家を造るとデザイナーズハウスでもとても安く出来ると書いてありました。 ツシマエンジニアリングでもオープンシステム作ることも出来ますか。 |
回答05 | 設計も工事も理想的に進み完成すれば良いシステムですが、実際は総合的な責任を持って工事をまとめる人が不在になるので、問題が起こるたびに施主は追加予算を支払うことになり、余り低価格にならない事もあると思います。 最初の図面通りだけでなく、工事途中でなければ決められない細部の検討をしながらいい家が完成すると思います。 |
質問06 | 我家は築25年くらいの木造住宅ですが、外壁が少々傷んで来たのでリフォームしたいと思っています。 それに冬はとても寒いので何かいい方法は無いでしょうか。 |
回答06 | 外壁を手入れされるのはとても良い事だと思います。 出来れば、傷み出す前だともっと良かったと思います。 屋根や外壁などは建物の防水機能ですから、劣化したままにしておくと内部も少しずつ劣化してしまいます。 寒さ対策ですが、窓など開口部の気密化と断熱強化をして暖房効果をよくすると良いと思います。 外壁工事と一緒にだと足場も使えるため、外部より断熱材を張る方が内部の工事も少ないので良いと思います。 しかし、答え02、03のような問題があるので、仕上材は軽量な塩ビサイティングや金属サイディングにしたほうが良いと思います。 |
質問07 | 部屋の内装がだいぶ汚れてきたのでリフォームしたいと思います。 ついでに断熱材も入れたいと思います。 外壁は去年塗り替えたので家の中だけ工事したいと思います。 |
回答07 | 外張り断熱のように内張り断熱も出来ますが、部屋が断熱材の厚み分狭くなります。 室内から壁面を見ると断熱が必要な壁はそんなに広くは無いので、既存壁材をはがす工事でも良いと思います。 壁の中へグラスウールを充填し壁内結露を防ぐために内壁面から気密シート張ると良いと思います。 床の断熱は既存床の上にウレタンボードなどを重ねると、段差を解消できる事もあります。 天井はマット状のグラスウールが簡単に入れられない時はブローイング工法でも良いと思います。 窓の気密は樹脂製内窓で強化できると思います。 工法はひとつに統一しなくても、部分により最適な方法を考えて断熱欠損が出来ない様にすると良いと思います。 |
質問08 | 築20年の木造住宅に住んでおります。子供たちが独立し広い家もあまり必要なくなってきました。 夫婦ふたりで暮らしやすい家に住みたいと思います。老後のたくわえも残しておきたいと思います。 新しく小さい家を建てるか今の家を小さく改造するか迷っています。 |
回答08 | 理想の新しい家をご夫婦でゆっくり計画出来るのはとても楽しいことだと思います。 80年代後半に完成した家は、今と変わらない工法でしっかり出来ている建物も多いのでリフォームする価値は大きいと思います。 広すぎる部分を撤去してコンパクトにする減築工事は、庭を広くしたり平屋建にしたりメンテナンスしやすく余裕のある家を実現できると思います。 私の提案ですが、広すぎる部分の間仕切壁や天井建具を外壁並みの断熱仕様に替えると、冷暖房費は小さくしたのと同等に出来ます。 お子様たちが帰った時など広く使いたい時は、元のまま使うことも出来ます。 |