降雪量の多い地域では、日々の雪かきにくわえ、屋根からの雪の落下によるご近所とのトラブルや建物、車などへの被害が生じることもあります。
特に、屋根の先端にできる『雪庇(せっぴ)』は、思わぬ事故や損害の原因となりかねません。
そこで、雪庇の発生や被害を防ぐ「雪庇対策」について、安全性を高めるための方法をご紹介いたします。

具体的な対策

耐雪フェンスの設置

屋根からの雪や雪庇の落下を物理的に止め、敷地外への被害を防ぎます。

  • 価格:ご相談ください
  • 工期目安:2~3日程度

メリット

  • 落雪の飛び出し、雪庇の張り出しを防止
  • 車庫や通路、隣地との境界部分に有効

デメリット

  • 高さ・形状により景観に影響を与える場合もある
  • 大雪時は除雪・点検が必要

設置例

敷地境界沿いに、高さ3.5mの鋼製フェンス(仮設用の鋼管を使用)を設置。
車庫前や玄関前に部分的に設置し、安全な出入りを確保。

雪庇防止装置

屋根の先端に送風装置を取り付けることで、雪庇の形成を抑えます。

  • 参考費用: 約2万円(屋根1mあたり)
  • 工期目安: 1日〜2日程度

メリット

  • 外観に影響が出にくく、目立たない
  • ヒータータイプよりも電気代を抑えられる
    ※参考:ヒーターパネル 10mあたり約500W
        雪庇防止装置 1軒あたり約25W
  • 換気システムの排気(室内の熱)を活用する場合は、雪庇防止装置の電気代はかからない

デメリット

  • 屋根の形状や素材によって取り付けが難しい場合がある

設置例

設置前
設置後
設置後
壁面 設置後

ご相談・お見積りについて

お住まいの構造や敷地状況、ご予算に合わせたご提案が可能です。
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